カテゴリー

最後の審判と世の終わり 12

011◀︎目次▶︎013

12 [2128] 最後の審判の観念が悪い者の前に示され、それが、二度か三度、私に見られた、このようなものでした――

そのとき、私のまわりの霊たちが破壊的な(有害な)社会の中に結合し、その破壊的な(有害な)ものにまさっているために、自分自身が支配される秩序にしたがわないで、むしろ傲慢に他の社会を苦しめ、強い力でそれらに危害を加えることを始めるようなことが明らかにされる時、均衡の法則から、霊の相当に大きな集団が、右の上方に向かって、少し正面の方向から現われ、その近づくことから、あたかも揺れ、歩くかのような動乱が聞かれる。それを聞いて、霊たちの間に恐れとともに狼狽が、ここから混乱が生じ、その時、その社会の中に結合していた者は、ある者はここへ、他の者はそこへと追い散らされ、そのように互いに散らばり、仲間がどこに〔いるか〕知らない。このことが続くとき、霊たちには、〔それは〕すべてのものが滅亡するときの最後の審判のようにしか見えなかった。ある者は嘆き叫び、ある者は恐怖の前にあたかも心がないかのようになった、一言でいえば、すべての者は、いわばそれぞれの者の最後のような危険をつかみ取った。
[2]正面の方向から近づく音は、彼らにいろいろに聞かれた、ある者には、いわば武装した騎手の音のように、ある者には、恐れの状態に、またここからの〔彼らの〕幻想したがって異なって〔聞かれた〕。私には、連続する波動とともに、そのうえ多くのものが同時に、絶え間のないささやきのように把握された――私の近くにいた者から私は、社会がそのような悪で寄せ集められている時、言われたように、このような集団がその方向からやって来ること、また彼らは、ある者を他の者から引き離し、引き裂くこと、同時に、逃走以外に何も考えられないような恐れを引き起こすことを知っていること、また、このような分離と追い散らすことによって、その後、すべての者は主により秩序の中に整えられること、さらにまたこのようなものがみことばの中で「東風」によって意味されることを教えられた。