生活の教え 43
43 人間に二つの能力があり、その一つは意志、もう一つは理解力と呼ばれます。
それらは互いに区別あるものですが、一つであるように創造されています。一つであるとき、心と呼ばれます。それゆえ、人間の心は意志と理解力であり、人間のすべてのいのち(生活)はそこにあります。
神的な秩序にしたがっている全世界の中のすべてのものは善と真理に関係するように、人間のもとのすべてのものは意志と理解力に関係します。なぜなら、人間のもとの善は意志に属し、人間のもとの真理は理解力に属すからです。というのは、これら二つの能力は善と真理の容器と主体であるから。意志は善のすべてのものの容器と主体であり、理解力は真理のすべてのものの容器と主体です。
人間のもとの善と真理は他のところに存在しません。そのように愛と信仰は他のところに存在しません、愛は善のもの、善は愛のものであり、そして信仰は真理のもの、真理は信仰のものであるからです。
[2]意志と理解力がどのように一つの心となっているか知ることよりも重要なものは何もありません。
善と真理が一つとなっているように一つの心となっています。というのは、善と真理の間にあるような結婚に似たものものが意志と理解力の間にもあるからです。
この結婚がどのようなものであるかは、前の章の中でいくらか言われています。このことに付け加えます、善がものごとのエッセ(存在)そのものであり、真理がそこからのものごとのエキシステレ(実在)であるように、人間のもとの意志はその生活のエッセ(存在)そのものであり、理解力はそこからの生活のエキシステレ(実在)であることです――なぜなら、意志のものである善は、それ自体を理解力の中で形成し、確定した方法でそれ自体を見えるようにするからです。