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生活の教え 101

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(13) 人間は自分自身からのように、悪を罪として避け、それらに対して闘わなくてはならない

101 人間が自由から理性にしたがって行動することは神的秩序からです。自由から理性にしたがって行動することが自分自身から行動することであるからです。
けれども、これら自由と理性の二つの能力は人間のプロプリウム(固有のもの)ではなく、彼のもとの主のものです。人間であるかぎり、それらがなくては改心することができないので、彼から取り去られることはありません。というのは、悔い改めを行なうことができず、悪に対して闘うことができず、その後、悔い改めにふさわしい実を結ぶことができないからです。
それで、主から人間に自由と理性があり、人間はそれらから行動するので、自分自身からは行動しないで、自分自身からかのように行動することがいえます(*)。