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続 霊界について 61

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(5)霊界のローマカトリック教会の聖徒について

 

61 人間に両親から生来の悪が、すなわち、遺伝の悪があることはよく知られています、しかし、どこに存続するかはほとんど知られていません。
支配する愛の中に存続し、それは、例えば、それに抑制がゆるめらればゆるめられるほど、それだけ突発するような、ついには、神のように祈願され、礼拝されるようなものです。
この愛が、エバとアダムを欺いた蛇です。というのは、女に言ったからです、

神は、あなたがたが木の実を食べるその日に、あなたがたの目が開かれ、その時、神のようになることを知っています(創世記3:4, 5)。

そこで、抑制をゆるめられた人間がこの愛の中に突進すれがするほど、それだけ自分自身を神から背かせ、自分自身に向きを変え、無神論者になります――その時、みことばのものである神的な真理は、手段として仕えることができます。しかし、支配が目的であるので、その手段は仕えるようなものであって、心にそれより多くはありません。
これが、支配する愛の中間の段階の中にいる者と最終的な段階の中にいるすべての者が地獄の中にいる理由です、というのは、そこにその悪魔の愛があり、そこに神について何か聞くのを決して耐えられないような者がいるからです。