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続 霊界について 72

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72 彼らからの多くの者が、真理を受け入れることができ、公正を理性の中で見ていることを、私は霊界の中での彼らとの会話から気づくことができました。
私は彼らと、ひとりの神・復活・結婚について話しました。
彼らは「ひとりの神」について、「三一性について三つの位格があり、それぞれが神であり、またそれでも神は一つであると話しているキリスト教徒を理解できない」と言いました――しかし、私は彼らに、「彼らからの天界の天使たちは、そのようなことを話しません。しかし、神は位格と本質で一つであり、その中に三一性があり、地上の人間はこの三一性を三つの位格と呼んでいます、その三一性が主の中にあります」と答えました――証明するために、彼らの前で「マタイ福音書」と「ルカ福音書」から、そこに父なる神からの主の受胎について、なおまたそこに主が「父とわたしは一つである」と教えている箇所を読みました。これらを聞いて、このように神的な本がその方にあると述べている事柄を認めました。
[2] 彼らは「復活」について、「死後の人間の状態について霊魂が風または空気のようなものになり、ここから、最後の審判の日に身体との再結合の前には何も楽しみがないと話しているキリスト教徒を理解できない」と言いました――しかし、私は、「ある者だけがそのように言っています、しかし、その宗派からでない者は、自分自身が死後、天界にやって来て、天使たちと話します。天界の楽しさを享受します。同様に彼は世での楽しみから引き離されません、たとえそれを述べなくても信じています。また、今日、彼らに死後の状態について彼らに前に知られなかった多くのことが啓示されています」と答えました。
私は彼らと「結婚」について多くのことを話しました、それらの〔会話の〕間に、結婚愛は天的な愛であること、二人の間に以外にありえず、また多くの妻との結合はその愛の天的なものを入ることを許さないこと〔がありました〕――彼らは〔私の〕論証を聞き、またそれらの中に公正を知覚し、なおまたさらに、彼らに一夫多妻が許されているのは東洋人であるからであり、その許しなしに東洋人はヨーロッパ人よりも不潔な姦淫に燃え上がってしまい、滅んでしまったであろう〔と知覚しました〕。