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続 霊界について 74

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74 全世界の創造者であるひとりの神を認め、礼拝するすべての者は、神は人間であるという観念を持っています。彼らは、「だれも神について他の観念を持つことができない」と言います。
彼らが、多くの者が神について小さい雲のような観念を抱いていることを聞くとき、彼らは、「どこにいるのか」と質問し、「キリスト教徒の間にいます」と言われるとき、「ありえません」と否定します。彼らに、「あなたがたにこのような観念があるのは、すべての霊とすべての天使が人間であることを知らないで、神がみことばの中で「霊」と言われ、霊について雲の小部分についてのようなものとしか考えないことからです」と答えられます――しかしそれでも、彼らの霊的な観念と彼らの自然的な観念が似ているかどうか調べられ、主を天地の神として内的に認めている者のもとでは似ていないことがわかりました。
私はキリスト教徒からのある長老が、「だれも神的人間性の観念を持つことができない」と言っているのを聞き、彼がいろいろな異教徒へ移されるのを見ました。継続的に内的な者へまた内的な者へ、また彼らから彼らの天界へ、最後にキリスト教徒の天界へ、またそのどこでも神について彼らの内的な知覚の伝達が与えられました。彼は、「彼らには神が人間であるという観念以外の他の観念がなく、それは神的人間性の観念と同一である」と認めました。