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天界と地獄 30

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30  人間の心(mens)とアニムス(外的な心)に属す内的なものもまた似た秩序の中にあります。そこにも最内部・中間部・最外部があるのは、創造の時から人間の中に神的な秩序のすべてのものが授けられ、形の中で神的な秩序となり、ここから天界の最小の似姿となるようにされているからです(*1)――それゆえ、人間もまた内的なものに関して天界とつながっています。そしてまた、世で生きたときに主から神的善と神的真理を受け入れたことにしたがって、死後、最内部の天界、または中間の天界、または最外部の天界の天使の間にやって来ます。


*1  人間の中に神的秩序のすべてのものが授けられており、人間は創造から神的秩序の形である(4219, 4222, 4223, 4523, 4524, 5114, 5168, 6013, 6057, 6605, 6626, 9706, 10156, 10472)。
人間のもとで、その内なる人は天界の映像に、また外なる人は世の映像に形作られており、それゆえ、人間は古代人により小宇宙と言われた(4523, 5115 , 6013, 6057, 9279, 9706, 10156, 10472)。
このように人間は創造からその内的なものに関して、最大の映像にしたがって最小の似姿の天界であり、主から新しく創造されたまたは再生された人間もこのようなものである(911, 1900, 1928, 3624-3631, 3634, 3884, 4041, 4279, 4523, 4524, 4625, 6013, 6057, 9279, 9632)。