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天界と地獄159

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159 太陽としての主が天的な王国の天使に、彼らの第一の状態の中でどのように、第二の状態の中でどのように、第三の状態の中でどのように見られるか、私に示されました。
最初、太陽としての主は、赤くきらめいて、描くことができないような光輝の中に見られました。「太陽としての主は、第一の状態の中の天使にこのように見られます」と言われました——その後、太陽の周囲にさらに暗くするかさ(暈)が見られ、それによって最初の赤くきらめいたものは、その赤くきらめくものによって太陽はそれほどに輝いたのですが、弱くなり始めました。「第二の状態の中で、太陽は彼らにこのように見られます」と言われました——続いて、さらに暗くするかさ(暈)が見られ、ここから太陽はさらに赤さを減らし、それが徐々に行なわれて、ついには白く輝くようになったのが見られました。「第三の状態で、太陽は彼らにこのように見られます」と言われました——この後、その白く輝くものが天界の月に向かって左へ進み、その月に光を増し加え、そのことからその時、月は過度に輝き出すのが見られました——「これが、天的な王国の中の者にとって第四の状態であり、霊的な王国の者にとって最初の状態であって、両方の王国の中の状態の変化はこのように交替します」と言われました。しかし、王国全体の中で同時にではなく、ある社会の中で交替した後に他の社会の中で交替します。さらに、これらの交替は定まったものではなく、遅いにしろ早いにしろ、彼らが知らないうちに起こるものです。
さらに天使は、「太陽はそれ自体ではこのように動かず、このように進行もしません。しかしそれでも、自分たちのもとの継続的な進行の状態にしたがって、このように見られます。主はそれぞれの者にその状態の性質にしたがって見られるので、強い愛の中にいるときは自分たちにこのような赤さで、愛が去るときには赤さが減り、ついには白い輝きとなり——自分たちの状態の性質が暗いかさ(暈)によって表象されたとき、炎と光に関して太陽にそれらの変化の外観をひき起したのです」と言いました。