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天界と地獄185

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185 私は描くことができないような荘厳な天界の宮殿を見ました。
上部は純金から、下部は宝石からできているかのようにきらめいていました。他の宮殿よりも光り輝く宮殿があり——内部も同様であって、部屋は、言葉によっても、知っているものによっても、描くことができないような装飾品で飾られていました。
南に臨む面には楽園があり、そこのすべてのものも同様に、ある場所の葉は銀から、また果実は金からできているようにきらめいていました。花壇の花は、その色によって、いわば虹を表わしていました。視界の終わる端には、またも宮殿が見えます。
天界の建築物は、「技術のあるところ、そこに技術あり」と言われるようなものです。技術そのものが天界からのものなので、驚くことでもありません。
天使は、「このようなものが、またさらに完全である無数の多くのものが、主により自分たちの目の前に示されます。しかしそれでも、それらにより、私たちは目よりも心が喜びます。それはその個々のものの中に対応を見るからであり、対応によって神的なものを見るからです」と言いました。