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天界と地獄187

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187 ここから、なぜ主はご自分をエルサレムにある神殿と言われたのか(*4)(ヨハネ2・19、21)、また、なぜ新しいエルサレムは純金から、その門は真珠から、土台は宝石からできているのが見られたのか明らかです(黙示録第21章)。なぜなら、神殿は主の神的人間性を表象し、「新しいエルサレム」は、今後、設立されるべき教会を意味し、「十二の門」は善へ導く真理を、「土台」は、その上にその教会が設立される真理を意味するからです(*5)


*4 「神の家」は、最高の意味で神的善に関する主の神的人間性を、けれども、「神殿」は、神的真理に関する主の神的人間性を意味する。また相対的な意味で善と真理に関する天界と教会を意味する(3720)。
*5 「エルサレム」は、そこに本物の教えのある教会を意味する(402, 3654, 9166)。
「門」は、教会の教えへ、また教えを通して教会の中へ導入することを意味する(2943, 4477)。
「土台」は、その上に天界・教会・教えが基礎づけられる真理を意味する(9643)。