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天界と地獄214

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214  主の天的な王国の統治は公正(義)と呼ばれ、そこのすべての者は、主からの愛の善の中に、主への愛の善の中にいて、その善からのものは公正(義)と呼ばれるからです。そこの統治は主おひとりのものであり、主が彼らを導き、生活の事柄を教えられます――審判に属すものと呼ばれる真理は、彼らの心に記されていて、それぞれの者が真理を知り、知覚し、見ています(*1)。そのために、審判の事柄はそこでは決して言い争われないで、生活に属すものである公正の事柄が論じられます――それほど賢明でない者はこのことについて賢明な者にたずね、またその者は主にたずねて、返答がもたらされます。彼らの天界、すなわち、彼らの最内部の楽しさは、主から公正に生きることです。


*1 天的な天使は、主により真理に属すすべてのものの知覚の中にいるので、霊的な天使のように真理から考えず、真理から話さない(202, 597, 607, 784, 1121, 1384, 1398, 1442, 1919, 7680, 7877, 8780, 9277, 10336)。
天的な天使は真理について、「そう、そう」、あるいは、「いいえ、いいえ」、と言う。しかし、霊的な天使は、それらについて、「そうであるか、そうではないか」と推論する(2715, 3246, 4448, 9166, 10786)。そこに主のことばが説明されている、「あなたがたの言葉は、『はい、はい』、『いいえ、いいえ』でありなさい。これらを超えるものは、悪からです」(マタイ5:37)。