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天界と地獄327

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327 私は古代教会の中にいたある者と話しました(古代教会と言われる教会は、洪水後に存在し、当時、多くの国を通して広がった教会です。すなわち、アッシリア・メソポタミア・シリア・エティオピア・アラビア・リビア・エジプト、ペリシテを通ってツロとシドンまで、それらにカナンの地を通ってヨルダン川を越えて広がった教会です(*4))。その時、彼らは来るべき主について知っており、信仰の善を教え込まれていたのですが、それでも背いて、偶像崇拝者となりました。
彼らは前方の左へ向かう暗い場所に、惨めな状態の中にいました。
彼らの話し方は、ほとんど理性的な思考がなく、一本調子の笛のようでした。
彼らは、「何世紀もの間そこにいて、そこから時々、他の者に何らかの卑しい役立ちで仕えるために連れ出される」と言いました。
彼らから、外面的には偶像崇拝者ではなくても、自己と世の崇拝者であり、心(cor)で主を拒んだので、内部では偶像崇拝者であるキリスト教徒の多くの者に、来世でどのような運命が待っているか、考えることができました。


*4 「創世記」第一章に記述されている最初の教会が、最古代の教会がこの地球上にあった。その教会はすべてにまさって天的であった(607, 895, 920, 1121-1124, 2896, 4493, 8891, 9942, 10545)。
彼らは天界の中でどんなものであるか(1114-1125)。
洪水の後、古代教会と呼ばれるいろいろな教会があった、それらについて(1125-1127, 1327, 10355)。
古代教会の人間は、どんなであったか(609, 895)。
古代教会は、表象的な教会であった(519, 521, 2896)。
古代教会のもとに、みことばがあった、しかし、それは失われた(2897)。
古代教会は、傾き始めたとき、どんなものであったか(1128)。
最古代教会と古代教会の間の相違(597, 607, 640, 641, 765, 784, 895, 4493)。
ユダヤ教会で命じられた法令・判決・律法は、部分的に、古代教会にあったものに似ていた(4288, 4449, 10149)。
主は、最古代教会の、そしてまた古代教会の神であられ、エホバと呼ばれた(1343, 6846)。