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天界と地獄330

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330 死んだ幼児は、来世でも同じく幼児です。彼らに同じような幼児の心が、無知の中に同じような無垢が、すべての者に同じような優しさがあります――ただ天使になることのできる始まりの中にいるだけです、なぜなら、幼児は天使ではなく、天使となるからです。
世から去ったそれぞれの者は、自分自身の生活と同じような状態の中に、幼児は幼児の状態の中に、少年は少年の状態の中に、青年・成人・老人は、それぞれ青年・成人・老人の状態の中にいるからです、しかし、それぞれの状態は、その後、変化します。けれども、幼児の状態は無垢の中にいる他の者の状態にまさっており、彼らにはまだ実生活からの悪が根づいていません。そして無垢は天界のすべてのものが植え付けられることができるようなものです、なぜなら、無垢は信仰の真理と愛の善の容器であるからです。