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天界と地獄371

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371 主から発出している神性が、おもに結婚愛の中に流入することは、結婚愛が善と真理の結合から下っているからです。なぜなら、前に述べたように、理解力と意志の結婚と言っても、あるいは善と真理の結婚と言っても、同じものであるからです。善と真理の結合は、天界と地上のすべての者に対する主の神的な愛から起源を得ています。
神的愛から神的善が発出し、神的善は、天使により、また人間により神的真理の中で受け入れられます――真理だけが善の容器です。それゆえ、真理の中にいない者は、主と天界から何も受け入れることができません。それで、人間のもとで善が結合していればいるほど、それだけ人間は主と天界と結合しています。
そこでここから、これが結婚愛の起源そのものであり、それゆえ、その愛は神的な流入の面そのものです。
ここから、天界で、善と真理の結婚は天界の結婚と呼ばれ、みことばの中で、天界は結婚にたとえられ、そしてまた結婚と呼ばれています。主は「花婿」や「夫」と呼ばれ、天界は教会とともに「花嫁」や「妻」と呼ばれています(*3)


*3 真の結婚愛は、起源・原因・本質を善と真理の結婚から、このように天界から得ている(2728, 2729)。
結婚的なものがあるかどうか、善と真理の結合の観念から知覚をもっている天使的な霊について(10756)。
結婚愛は、善と真理の結合とまったく同様に振る舞う(1904, 2173, 2429, 2508, 3101, 3102, 3155, 3179, 3180, 4358, 5807, 5835, 9206, 9495, 9637)。
どのように、まただれのもとで、善と真理の結婚が行なわれるか(3834, 4096, 4097, 4301, 4345, 4353, 4364, 4368, 5365, 7623-7627, 9258)。
主からの善と真理の中にいる者でないなら、真の結婚愛が何か知らない(10171)。
みことばの中で「結婚」によって善と真理の結婚が意味される(3132, 4434, 4835 )。
真の結婚愛の中に主の王国と天界がある(2737)。