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天界と地獄438

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438. これらのことに付け加えることが許されています。それぞれの人間は、身体の中に生きている時でも、自分の霊に関して他の霊とともに、霊によって善い者は天使の社会の中に、また悪い者は地獄の社会の中にいること、それでもそのことを知らないこと、またその同じ社会に死後にやって来ることです。
このことはしばしば、死後、霊の間にやって来る者に言われ、示されました。
世に生きているとき、確かに、人間は霊の社会で霊として見られません、その理由は、そのとき自然的に考えているからです。けれども、身体から切り離されて考える者は、その時、霊の中にいるので、時々、霊の社会の中で見られ、見られるとき、そこにいる霊からはっきりと見分けられます、というのは、その者は瞑想しながら歩き、黙っていて、他の者を見もしないし、見てもいないようであるからです。そして何らかの霊がその者に話しかけると直ぐに消えます。