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天界と地獄459

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459. それぞれの人間が、内的に神的真理を愛し、それらにしたがって生きるほど、死後の人間の形はそれだけ美しいことを知らなくてはなりません。なぜなら、それぞれの者の内的なものはその愛と生活にしたがって、開かれ、形作られるからです――それゆえ、情愛が内的なほどますます天界に一致し、ここからそれだけ顔は美しく、ここから、最内部の天界には最も美しい天使がいます、天的な愛の形をしているからです――けれども、外的に神的真理を愛し、こうしてそれらにしたがって外的に生きた者は、あまり美しくありません。なぜなら、外的なものだけが彼らの顔から輝き出て、内的な天界的な愛は外的なものを通して、したがって、天界の形がその本来のもののように光り貫いて、輝き出ていないからです。相対的に何か暗いものが、内的ないのちから生かされていないものが、彼らの顔から現われています。
一言でいえば、すべてのものの完全さは内的なものに向かって増大し、外的なものに向かって減少します、〔その〕完全さのように、美しさもまた増大し、減少します。
私は第三の天界の天使の顔を見ました。その顔は、どんな画家が自分のすべての技術をもってしても、彼らの顔の中に現われている光といのちの千分の一にも匹敵するような何らかの光を、決して自分の色に与えることできないようなものでした――しかし、最も低い天界の天使の顔なら、ある程度、匹敵する色を与えることができます。