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新しいエルサレムとその天界の教え 37

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37 それぞれの人間に内なるものと外なるものがあります、しかし、それらは善い者のもとと悪い者のもとでは異なります。善い者のもとで、内なるものは天界とその光の中にあり、外なるものは世とその光の中にあります。後者の光は彼らのもとで天界の光から照らされており、このように内なるものと外なるものとは動因(作用因)と結果のように、または前のものと後のもののように、彼らのもとで一つのものとして活動します。しかし、悪い者のもとで、内なるものは世とその光の中にあり、外なるものもまた同じもの〔光〕の中にあります。それゆえ、天界の光からは何も見ないで、ただ世の光だけから見て、それは彼らにより自然の光と呼ばれます。ここから、彼らに天界のものは暗黒の中にあり、世のものは光の中にあります。ここから、善い者には内なる人と外なる人がいますが、悪い者には内なる人がいないで、ただ外なる人だけしかいないことが明らかです。