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新しいエルサレムとその天界の教え 71

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71 自己愛はまた、抑制がゆるめられればゆるめられるほど、すなわち、法律とその罰に対する恐怖と、名声、名誉、利益、職務、いのち(生活)を失うことに対する恐怖という外なる束縛が、遠ざければ遠ざけられるほど、それだけ彼は全世界だけでなく、天界と神性そのものの支配を欲するまでに突進します。彼に何らかの限界または終わりはどこにもありません。これは自己愛の中にいるそれぞれの者の中に隠れています、たとえ前述の抑制や束縛が彼をそこで押しとどめている世の面前では明らかではないにしてもです。そしてこのような者はまた、不可能なことに出会っているところでは、可能になるまでそこにとどまります。ここから、またこのような愛の中にいる人間は、このような狂った限界のない欲望が自分の中に隠れていることを知りません。それでも、そのようなものであることは、だれでも支配者や王に見ることができ、彼らにこのような抑制や束縛、また不可能なことがなく、彼らは成功するかぎり、〔他の〕領土、国に突進し、征服し、制限を超えて権力と栄誉とを得ようと努力します。自分の支配を天界にひろげ、主の神的な力をすべて自分自身に移し、さらに多くのものを絶えず欲する者はさらにそうです。