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天界と地獄179

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179 天使の衣服は、彼らの知性に対応するので、それで、真理にもまた対応します、すべての知性は神的真理からのものであるからです。それゆえ、天使は知性にしたがって衣服を着ていると言っても、神的真理にしたがって着ていると言っても同じことです。
ある者の衣服は炎からきらめき、ある者の衣服は光からのように輝きます。炎は善に、光は善からの真理に対応するからです(*1)——ある者の衣服は輝きがなく、白く光る明るい色をしています。ある者の衣服はいろいろな色をしていますが、それは神的善と神的真理は、知性の少ない者のもとで、ひらめきが少なく、またいろいろに受け入れられるからです(*2)。さらにまた、白く光ることと白は真理に対応します(*3)。色はその多様性に対応します(*4)
最内部の天界の中で裸であるのは、〔そこの天使は〕無垢の中にいて、無垢は裸に対応するからです(*5)


*1 対応から、みことばの中の「衣服」は真理を意味する(1073, 2576, 5319, 5954, 9212, 9216, 9952, 10536)。
なぜなら、真理は善をおおうから(5248)。
「おおい」は知的なものを意味する、なぜなら、知性は真理を受け入れるものであるから(6378)。
「亜麻布からできた輝いた衣服」は神性からの真理を意味する(5319, 9469)。
「炎」は霊的な善を、ここからの「光」はその善からの真理を意味する(3222, 6832)。
*2 天使と霊は、真理にしたがった、このように知性にしたがった衣服を着て現われる(165, 5248, 5954, 9212, 9216, 9814, 9952, 10536)。
天使の衣服は、輝くものがあり、輝きのないものがある(5248)。
*3 みことばの中の「白光り」と「白さ」は、天界の中の光からなので、真理を意味する(3301, 3993, 4007)。
*4 天界の中の色は、そこの光の多彩さである(1042, 1043, 1053, 1624, 3993, 4530, 4742, 4922)。
「色」は知性と知恵に属すいろいろなものを意味する(4530, 4677, 4922, 9466)。
ウリムとトンミムの中の「貴重な石」は、色にしたがって、天界の善からの真理のすべてのものを意味した(9865, 9868, 9905)。
色は赤から起源を得るほど、善を意味し、白から起源を得るほど、真理を意味する(9476)。
*5 最内部の天界の中のすべての者は無垢であり、それゆえ、裸で見られる(154, 165, 297, 2736, 3887, 8375, 9960)。
無垢は天界の中で裸によって示される(165, 8375, 9960)。
無垢な者と貞潔な者に、恥辱がないので、裸は恥ではない(165, 213, 8375)。