カテゴリー

生活の教え 8

007◀︎目次▶︎009

8 すべての宗教が生活のものであることは、死後、だれもが自分自身の生活(いのち)であるからです。というのは、世でその者にあったのと同じ生活(いのち)にとどまり、変わらないからです。悪の生活が善い生活に、また善い生活が悪い生活に、変えられることは、対立しているのでできません、対立したものへ変化することは消滅であるからです――それゆえ、対立しているので、善い生活はいのち(生活)と呼ばれ、悪い生活は死と呼ばれます。
ここから、宗教は生活のものであり、そしてその生活は善を行なうことです。
死後、人間が世で彼の生活(いのち)があったように存在することは、著作『天界と地獄』の中に見られます(470―484番)。