新しいエルサレムとその天界の教え 4
4 さらに、この新しい天界に関しては、古代の天界と区別されることを知らなくてはなりません、なぜなら、それは主の来臨の前に存在したからです。しかしそれでも、その天界はこの新しい天界といっしょになって一つの天界を構成するように配列されています。この新しい天界が古代の天界と区別されている理由は、古代教会には愛と仁愛の教え以外に他の教えはなく、当時は〔愛と仁愛から〕分離した信仰の教えは何も知られていなかったからです——またここから古代の天界は高い広がりを、しかし新しい天界はその下の広がりを構成します。なぜなら、天界は一つが他の上にある〔重なった〕広がりであるからです。最高の広がりの中には天的な天使と呼ばれる者がいて、その多くは最古代教会からの者です。そこにいる者たちは、主への愛である天的な愛から天的な天使と呼ばれます——その下の広がりには霊的な天使と言われる者がいて、その多くは古代教会からの者です。そこにいる者たちは、隣人に対する仁愛である霊的な愛から霊的な天使と言われます——これらの者の下に信仰の善の中にいる天使がいます、信仰の生活を送った者です。信仰の生活を送ることは、自分の教会の教えにしたがって生きることであり、生きることは意志し、行なうことです。しかしそれでも、すべてこれらの天界は主からの間接また直接の流入によって、一つとなっています。(しかし、この天界についての十分な観念は、著作『天界と地獄』の中に、天界を全般的に分けているそこの二つの王国についての項目20〜28番の中に、また三つの天界について29〜40番の項目の中に、そこから得ることができる。間接また直接の流入については、『天界の秘義』からの抜萃個所、603番以降、また最古代教会と古代教会とについては小著『最後の審判とバビロンの滅亡』の46番〔参照〕。)