神の摂理 293
293 私は、これらに人間のもとの意志と知性について天使の見解を付け加えます。その見解は、「どの人間のもとにも意志のプロプリウムと思慮分別のプロプリウムの小さな粒が存在しないことであり、それぞれの者のもとに小さな粒が存在したなら、天界も地獄も存続しないで、全人類は滅びたであろう」です。彼らはその理由を、「無数のそれほど多くの人間が、世の創造から生まれ、天界と地獄を構成し、それらのある者が他の者の下に、そのような秩序の中で、両方の場所に、天界が一人の美しい人間を、地獄が一人の怪物のような人間をつくるようにされているからである」と言っています。
それぞれの者に意志のプロプリウムと知性のプロプリウムの小さな粒があったなら、彼は個体として存在することができません、ばらばらにされ、それとともにその神的な形は滅びます。その形は、すべての中のすべてである主とともにいなければ構成され、存続することができず、人間はその全体の中では何ものでもありません。
彼らはさらにその理由を、「自分自身から考えることと意志することは神性そのもの、そして神から考えることと意志することは人間性そのものであり、そして神性そのものはどの人間にも自分のものにされることができない、というのは、このように人間は神となるから」と言っています。
このことを〔心に〕保ちなさい、すると天使たちにより、あなたが欲するなら、死後、霊界の中にあなたがやって来る時、あなたは確信させられるでしょう。