神の愛と知恵 49
49 神については——無限なもの、すなわち、それ自体の中に本質と愛のいのちの何らかのもの、すなわち、神的な何らかのものがある者の中に、愛することと相互に愛されることは存在することができません。というのは、それらの中に無限である何らかのものが、すなわち、それ自体の中に本質と愛のいのちまたは神的な何らかのものがあるなら、その時、他の者から愛されないで、自分自身を愛するからです。というのは、無限、すなわち、神性は唯一であるからです。これが他の者の中にあるなら、〔他の者とは〕その方であり、そして自己愛そのものとなり、それは神の中にまったく存在することができません。というのは、これは神的な本質に完全に対立しているからです。
それゆえ、愛することと相互に愛されることは、本質的に神性が何もない他の者の中に存在します。 そのことが神性による被造物の中に存在することは、後で見られます。
しかし、存在するためには、無限の愛と一つとなっている無限の知恵が存在しなくてはなりません。すなわち、神的な知恵からの神的な愛と神的な愛からの神的な知恵が存在しなくてなりません(これについては前の34番から39番)。