神の愛と知恵 354
354 だれでも、自然の中に見ることのできるものから神性を確信することができます。虫を見れば、虫はある種の欲望の快さから自分の地的な状態を天界に類似したある種の状態に変えようと求め、そうしたがっています。さらに、再び生まれるために自分を子宮の中へ送るかのように場所の中へ這い、そこでクリサリス(さなぎ)、アウレリア(さなぎ)、エルカ(毛虫)、ニンファ(若虫)、ついに蝶になります。またこの変態を終えた時、種類にしたがって美しい羽を着て、自分の天界のような空中へ飛び出し、そこでうれしそうに遊び、つがいとなり、卵を産み、自分の子孫を備え、その間、花から快い、甘い食べ物を自分の滋養物とします。
自然の中に見ることのできるものから神性を確信することができる者なら、虫の中に人間の地の何らかの状態の映像を、蝶の中に天界の状態の映像を、だれが見ないでしょうか。
しかし、自然を確信する者は、それらを見ても、心で人間の天界の状態を退けたので、それらを単なる自然の本能と呼びます。
〔ここは『結婚愛』418番、『真のキリスト教』12番6で引用されています〕