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結婚愛 62

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62 (3) その愛は主と教会の結婚に対応する
すなわち、主が教会を愛し、そして教会がご自分を愛することを望まれるように、そのように夫と妻は相互に愛します。それらの間に対応があることがキリスト教界でよく知られています、しかしそれがどんなものであるかまだよく知られていません、それゆえ、その対応について続く特別な章で説明します〔第(5)章〕――ここでは、結婚愛が、主と教会の結婚の天的で霊的なまた聖なるものに対応するので、天的で霊的なまた聖なるものであることが見られる目的のために、そのことを話しに出します。
この対応もまた善と真理の結婚からの結婚愛の起源からであり、それについては先行する章の中で述べました、善と真理の結婚が人間のもとの教会であるからです。というのは、善は仁愛に属し、真理は信仰に属すので、善と真理の結婚は仁愛と信仰の結婚と同じものであるからです――この結婚が教会をつくることは認めざるをえません、普遍的な真理であるからです、普遍的な真理は、聞かれるとすぐに、認められます、それは主の流入であり、同時に天界の確証からのものです。
さて、教会は主からであるので主のものであり、結婚愛は主と教会の結婚に対応するので、その愛は主からであることがいえます。