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結婚愛 253

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253 (17) 分離の正当な原因の第二のものは、身体の疾患である
 身体の疾患によって、配偶者の一方にあるいはもう一方に結婚の時の間に生じ、過ぎ去る偶発的な病気は意味されません。しかし、固定して残り、過ぎ去らない病気が意味されます――これらを病理学が教えています。多くの種類のものがあります、例えば、それらから、感染から致命的なものがひき起こされ、全身がそれほどに害われる病気です。そのようなものが、悪性のまた伝染性の熱病、らい病・性病・壊疽・がん、他の同様のものです。
 なおまた、それらから決して交際することができないように全身がそのように病んでいる病気があり、それらから損傷をひき起こす臭気また有害な蒸気が、あるいは身体の表面から、あるいはその内側から発散されます、特に、胃と肺から――身体の表面から、悪性の疱瘡・いぼ・膿疱・壊血病からの肺結核・毒性の疥癬があります。特に、これらから顔が醜くされたなら〔そうです〕。
[2]胃からは、忌まわしい・悪臭の・臭い・消化不良のおくび〔があります〕。
 肺からは、腫瘍から、潰瘍から、膿瘍から、または内部に、腐敗した血液から、または腐敗したリンパ液から発散する不潔な腐敗した息〔があります〕。
 これらに加えて、さらにまたいろいろな名前の他の病気があります、例えば、眩暈(めまい)卒倒、これは全身の衰弱と活力を欠くことです。麻痺、これは運動に役立つ膜や靭帯の締りのないこととゆるみです。ある種の慢性の病気、これは神経の伸長性と弾力の喪失、あるいは、体液の過度の濃縮・粘着性・酸性化から起こります。てんかん。卒中からの持続する虚弱。ある種の肺結核、それらから身体が消耗させられます。腹腔障害(腸内で食物が未消化の状態)、腹腔の不安定(小児脂肪便症・セリアック病)、ヘルニア、また同様の他の病気〔があります〕。