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続 霊界について 32

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続 霊界について

(1)霊界について

32 霊界については、特に著作『天界と地獄』の中に扱われていて、その中にその世界の多くのものが述べられています。また、すべての人間は、死後、その世界の中にやって来るので、そこにもその時の彼の状態もまた述べられています。
人間は神の像へと創造されて生まれているので、また主はご自分のみことばの中でそのことを教えられているので、人間が死後に生きることをだれが知りませんか?
しかし、彼にどんな将来の生活があるか、今まで知られていませんでした。
その時、霊魂であると信じられ、他の観念は受け入れられません。その霊魂は、目にあるような視覚なしに、耳にあるような聴覚なしに、口にあるような話すことなしに、その中に思考の何かが住んでいる空気またはエーテルです――そのとき、それでも、人間は死後も等しく人間であり、その人間は依然として前の世界の中にいるとしか知らないで、前の世界の中のように見、聞き、話します。前の世界の中のように歩き、走り、座ります。前の世界の中のように食べ、飲みます。前の世界の中のように眠り、目覚めます。前の世界の中のように結婚の楽しさを享受します。一言でいえば、すべてと個々のものに関して人間です。
このことから、死は単にいのち(生活)の連続であり、また単に通過であることが明らかです。