信仰について 32
32 信仰は仁愛からどのようにして形成されるかも述べます。
それぞれの人間には自然的な心と霊的な心があります。自然的な心は世のために、霊的な心は天界のためにあります。
人間は理解力に関して両方の心の中にいます。けれども、意志に関して、悪を罪として避け、退ける前に、そうではありません。
悪を罪として避け、退けるとき、霊的な心は意志に対してもまた開かれます。開かれると、霊的な心から自然的な心の中へ天界からの霊的な熱が流入します。その熱は本質では仁愛であり、自然的な心にある真理と善の認識を生かし、それらから信仰を形成します。
これらのことは、木に生じるように生じます。木は、太陽からの熱が流入し、光と結合する前に、春の時に生じるような生長力のある生命を受けません。
人間が活気づけられることと木の生長の間には相似性が満ちています。世の熱によって木の中で行なわれることが、天界の熱によって人間の中で行なわれます―― それゆえ、主により人間はしばしば木にたとえられています。