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信仰について 42

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42 天使が、「仁愛から分離した信仰の中にいた者と次のような会話をした」と言いました。

「友よ、あなたは何者ですか?」――「私は改革派のキリスト教徒です」。
「あなたの教えとそこからの宗教は何ですか?」 ――「信仰です」と答えた。
「あなたの信仰とは何ですか?」――「私の信仰は〝父なる神が人類のためにあがないとして御子を送られ、そしてこのことを信じる者は救われること〟です」。
その時、質問して言いました。「あなたは救いについて他に何を知っていますか?」――「救いはその信仰だけによります」と答えた。
さらに、「あがないについて、あなたは何を知っていますか?」――「十字架の受難によってなされたことです、御子の功績がその信仰を通して転嫁されます」と答えた。
さらに、「再生について、あなたは何を知っていますか?」――「その信仰によって生じます」、と答えた。
「悔い改めと罪の許しについて、あなたは何を知っていますか?」――「その信仰によって生じます」と答えた。
「愛と仁愛について、あなたの知っていることを言ってください」――「それらはその信仰です」と答えた。
「善の働きについて、あなたの知っていることを言ってください」――「それらはその信仰の中にあります」と答えた。
「みことばの中のすべての戒めについて、あなたは何と考えているか言ってください」――「それらはその信仰の中にあります」と答えた。
その時、「それでは、あなたのすべきことは何もありません」――「何を私は行なうべきなのですか?善である善を私から行なうことはできません」。
「あなたは自分から、信仰を持つことができるのですか?」――「私からはできません」。
「その時、どのようにして信仰を持つことができるのですか?」――「このことを、私は詮索しません。私は信仰を持っています」。
最後に、「救いについて、あなたはほかに何かを知っているはずです」――「その信仰だけによって救われるとき、ほかに何を〔知るべきですか〕?」。
しかしその時、天使は、「あなたは1本調子の笛を吹くかのように答えています。私には信仰しか聞こえません。あなたが信仰を知っているとしても、他のことを知らないなら、あなたは何も知っていません。去りなさい、そして仲間に会いなさい」と言いました。

彼は立ち去り、草の生えていない荒地で仲間と会いました。〔彼が〕「なぜこのようなことになったのか」と質問したとき、〔仲間から〕「自分たちに何も教会がないからである」と言われました。