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信仰について 49

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(7) 仁愛から分離した信仰の中にいる者は、みことばの中で、ペリシテ人によって表象される

49 みことばの中では、国民や民族、さらに人物や場所のすべての名前によって、教会の事柄が意味され、教会そのものは、イスラエルとユダによって意味されます、彼らのもとに設立されたからです。また彼らのまわりの国民や民族によっていろいろな宗教的信念が意味され、善良な国民によって〔教会と〕一致する宗教的信念が、邪悪な国民によって〔教会と〕一致しない宗教的信念が意味されます。
二つの宗教的信念があり、それへとすべての教会が時の経過とともに堕落してゆきます。その一つは教会の善を不純化するもの、もう一つは教会の真理を虚偽化するものです。
教会の善を不純化する宗教的信念は、その起源を支配することへの愛から得ています。教会の真理を虚偽化するもう一つの宗教的信念は、その起源を自己知性の高慢から得ています。
支配することへの愛から起源を得ている宗教的信念は、みことばの中で、バビロンによって意味されます。自己知性の高慢から起源を得ている宗教的信念は、みことばの中で、ペリシテによって意味されます。
今日、だれがバビロンからの者であるか知られています。しかしだれがペリシテからの者であるか知られていません。
信仰の中にいて仁愛の中にいない者がペリシテからの者です。