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信仰について 70

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70 私は何度か、仁愛から分離した信仰を確信した者に、何らかの真理があるかどうか、そのことについて雄ヤギとヒツジの会話を聞きました。多くのものがあると言われたので、その論争が公判にまわされました。
その時、彼らは、「愛とは何か、仁愛とは何か、善とは何か、知っているか」と質問されました。それらは彼らが分離してしまったものなので、「知りません」としか答えることができませんでした。
「罪と何か、悔い改めとは何か、罪の赦しとは何か」と質問されました。信仰によって義とされた者は、「私たちに罪は許されているので、それで、もはや現われることはありません」と答えたので、「それらは真理ではない」と言われました。
「再生とは何か」と質問され、「洗礼であるかまたは信仰による罪の赦しである」と答え、彼らは「それは真理ではない」と言われました。
「霊的な人とは何か」と質問され、「私たちの告白する信仰によって義とされた者です」と答えました。しかし、彼らに、「それは真理ではない」と言われました。
あがないについて、御父と主との結合について、また神の単一性について質問され、真理ではない、と返答されました。他に多くのことがありました。
質問と応答の後、論争は裁決されました。それは、「仁愛から分離した信仰を確信した者は何も真理を持っていない」でした。