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神の愛と知恵 78

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78 神性は、ある人間と他の人間の中で同じように見えません。例えば、賢明な者と単純な者の中で、老人と幼児の中では別のものであることです。
 しかし、このことは外観からの欺きです。別のものは人間であって、その中の神性は別のものではありません。
 人間は受け入れるものであり、受け入れるものまたは容器はさまざまです。
 賢明な人間は単純な人間よりも、神的な愛と神的な知恵を受け入れるのにふさわしく、したがって十分に受け入れます。賢明である老人は、幼児や少年よりも多く受け入れます。それでも、神性は、ある者と他の者の中で同じです。
 天界の天使は名状しがたい知恵の中にいますが、人間はそうではないので、神性は天界の天使と地上の人間のもとで異なっていると思うことは、同様に、外観からの欺きです。異なった外観は、神性を受容する性質にしたがって主体にあり、主にはありません。