カテゴリー

神の愛と知恵 99

098◀︎目次▶︎100

霊的な熱と光は、太陽としての主からの発出により、神的な愛と神的な知恵そのものが一つとなっているように、一つとなっている

99 神的な愛と神的な知恵がどのように主の中で一つとなっているかは、「第一部」で述べました。
同様に熱と光もそれらから発出しているので一つとなっており、発出するものは、対応によって一つとなっています——というのは、熱は愛に、光は知恵に対応するからです。
ここから、神的な愛が神的な存在(エッセ)であり、神的な知恵が神的な実存(エキシステレ)であるように、霊的な熱は神的な存在から発出する神性であり、霊的な光は神的な実存から発出する神性であることがいえます。それゆえ、(前の34―39番のように)それらの結合によって神的な愛が神的な知恵のものであり、神的な知恵が神的な愛のものであるように、霊的な熱は霊的な光のものであり、霊的な光は霊的な熱のものです。このような結合があるので、熱と光は太陽としての主から発出するものの中で一つであることがいえます。
けれども、天使や人間により一つのものとして受け入れられないことは、続きの中で述べます。