神の愛と知恵 142
142 主への愛と自己愛からの支配的な愛であるそれら二つの愛は、互いに完全に対立しており、また前章に示されたように、主への愛にいる者は太陽としての主へ向かうので、自己愛からの支配的な愛の中にいるすべての者は、主から後ろ向きに向きを変えることを明らかにすることができます。
主への愛の中にいる者がこのように対立するものから向きを変えるのは、彼らは主により導かれることよりも愛するものはなく、主おひとりに支配されるよう欲するからです。しかし、自己愛からの支配的な愛の中にいる者は、自分自身により導かれることよりも愛するものはなく、また自分自身により支配されるよう欲します。
自己愛からの支配的な愛と言われるのは、役立ちを果たそうとする愛からの支配的な愛が存在するからであり、その愛は隣人に対する愛と一つになっているので霊的な愛です。けれども、この愛は支配的な愛と呼ばれることはできず、役立ちを果たそうとする愛です。