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神の愛と知恵 174

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174 エーテルや空気と呼ばれる大気については、霊的と自然的の両方の世界の大気は、霊界では霊的であり、自然界では自然的であるという相違だけで、似ています。
 主の神的な愛と神的な知恵の発出する最初のものである太陽から存在するようになるので〔霊界の大気は〕霊的であり、主からそれ自体の中に愛である神的な火と知恵である神的な光を受け入れ、その両方のものを天使がいる天界へ伝え、またそこの最大のものにと最小のものに太陽の現在をもたらしています。
 霊的な大気は、太陽から生まれて、部分に分かれた実体、すなわち、最小の形です。また個々に太陽を受け入れているので、ここから太陽の火はこのように多くの実体または形に分割され、それらによりあたかも包まれ、そして包み込むことによって和らげられ、最後には天界の中の天使そして天界の下の霊たちの愛に釣り合った熱となります——太陽の光も同様です。
 自然界の大気も霊的な大気と似ていて、自然界の太陽から生まれた、部分に分かれた実体と最小の形であり、それらもまた個々に太陽を受け入れ、その火をそれ自体の中にたくわえ、そしてそれを和らげ、そして人間がいる地へ熱として伝えます。光もまた同様です。