神の愛と知恵 202
202 霊界の中に高さの段階にしたがって秩序づけられた三つの天界があります。最も高い天界の中の天使は、中間の天界の天使にまさるすべての完全性の中にいます。中間の天界の中の天使は、最も低い天界の天使にまさるすべての完全性の中にいます。完全性の段階は、最も低い天界の天使が中間の天界の天使の完全性の最初の敷居に上がることはできず、これらの者もまた最も高い天界の天使の完全性の最初の敷居に上がることはできないようなものです。このことは背理に見えますが、それでも真理です。理由は、分離した段階にしたがって交わっており、連続した段階にしたがっていないからです。
私は経験によって、高い天界と低い天界の天使の間に、情愛と思考、またここからの話しに、何も共通なものがないといった相違があること、また伝達はただ対応を通して行なわれ、それらは主の直接の流入によって、また最も高い天界を通して最も低い天界の中への間接的な流入によって、すべての天界の中に存在するようになっていることを知りました。これらの相違は、このようなものなので、自然的な言葉で表現すること、したがって述べることができません。というのは、天使の思考は霊的であるので、自然的な観念の中に落ち込まないからです。ただ彼らの言葉、声、書かれたものによって、彼ら自身により表現され、述べられることができ、人間によってはできません。これらから、天界の中では言語に絶するものが聞かれ、見られる、と言われるのです。
これらの相違は、次のことによって、いくらか理解されることができます——最も高い、すなわち、第三の天界の天使の思考は目的の思考であり、中間の、すなわち、第二の天界の天使の思考は原因の思考であり、そして最も低い、すなわち、第一の天界の天使の思考は結果の思考であることです。
目的から考えることと目的について考えることは別であること、さらに、原因から考えることと原因について考えることは別であること、そのようにまた、結果から考えることと結果について考えることは別であることを知らなければなりません。
低い天界の天使は原因や目的について考えますが、高い天界の天使は原因や目的から考える原因や目的から考え、このことは高い知恵に属します、原因や目的について考えることは低い知恵に属します。目的から考えることは知恵に、原因から考えることは理解力に、結果から考えることは知識に属します。
これらから、すべての完全性は段階とともにまたそれらにしたがって上昇し、下降することが明らかです。