神の愛と知恵 229
229 ある者たちにより、さらに小さいものからの形ではないような形をした、このように単純な実体が存在すること、またその実体からの累積によって実体化されるかまたは合成体となって、ついに物質と呼ばれる実体が存在するようになる、と述べられています。
しかしそれでも、このように最も単純な実体は存在しません。というのも、形のない実体とは何なのでしょうか? このようなものは、それについて何も属性づけられることができないものです。それについて何も属性づけられることができない本質からは、その累積によって何らかのものが作り上げられることもできません。
最初に創造されたすべてのものの実体の中に、それは最小の最も単純なものですが、無数のものがあることは、形について扱われる続きの中で見られます。