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神の愛と知恵 249

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249 三種類の自然的な人間がいます——その第一の種類は、神的な教えについて何も知らない者です。その第二のものは、それがあることを知っていますが、それにしたがった生活について何も考えない者です。その第三のものは、それらを軽蔑し、否定する者です。
「第一の種類」は、神的な教えについて何も知らない者についてですが、彼らは自分自身から教えられることができないので、自然的なものにとどまるしかありません——すべての人間は、神的な教えについて、直接の啓示によってではなく、それらを宗教から知っている他の者たちから教えられます。それら事柄については『新しいエルサレムの教え聖書について』(114―118番)に見られます。
「第二の種類」は、神的な教えがあることを知っていますが、それにしたがった生活について何も考えない者であり、彼らもまた自然的なものにとどまり、世と身体に属するもの以外には関心がありません。死後、これらの者は、霊的である者に行なうことのできる役立ちにしたがって、使用人やしもべとなります。なぜなら、自然的な人間は使用人やしもべであり、霊的な人間は雇い主や主人であるからです。
「第三の種類」の者は、神的な教えを軽蔑し、否定し、自然的なものにとどまるだけでなく、軽蔑と否定にしたがって感覚的にもなります。感覚的な者は、最も低く、自然的であり、その者は身体の感覚の外観と欺きを越えて考えることができません。死後、これらの者は地獄にいます。