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神の愛と知恵 299

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299 そこで、これら三つのもの、愛・知恵・役立ちは、主の中にあり、主はどこでも存在されるので主です、というのは、遍在されるから。主はご自分が本質的にどのように存在し、そしてご自分の太陽の中にどのように存在するか、天使と人間にその臨在を示すことがおできならないので、それゆえ、ご自分を受け入れることのできるようなものによって、ご自分を愛に関して熱によって、知恵に関して光によって、役立ちに関して大気によって示されます。
 主がご自分を役立ちに関して大気によって示されるのは、役立ちが愛と知恵の容器であるように、大気は熱と光の容器であるからです。というのは、神的な太陽から発出する熱と光は、無の中に、したがって真空の中に発出することはできないで、主体である容器の中へ、発出するから。私たちはこの容器を大気と呼びます。それは太陽を取り巻き、その太陽を内部に受け入れ、天使のいる天界へ、またここから人間がいる世へ移します。こうして主の臨在がどこでも示されます。