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神の愛と知恵 314

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314 植物界の役立ちの形の中に、植物界の最初のものからその最後のものへ、最後のものから最初のものへ進むことの中に創造の映像が見えます。
 それらの最初のものは種であり、それらの最後のものは樹皮でおおわれた幹であり、幹の最外部である樹皮によって、種へ向かいます。種は、述べたように、それらの最初のものです。樹皮の層でおおわれた幹は、創造とすべての役立ちの形が存在する地でおおわれた地球を表わします。樹皮、内側の樹皮、外衣によって植物は、幹と枝の周りにまで連続する根の被膜によって苦労して進みながら、実の最初の段階の中へ、同様に実によって種の中へと生長することは、多くの者によく知られています。
 創造の映像は、役立ちの形の中に、最初のものから最後のものへ、最後のものから最初のものへと形成される進行の中に現われ、なおまた、すべての進行の中に実と種を生み出す目的があることに現われます。その目的が役立ちです。
 前述のことから、全世界の創造の進行は、その「最初の者」である太陽に囲まれた主から、地である最後のものへであり、これらから役立ちを通してその「最初の者」、すなわち、主へであり、なおまた全創造の目的は役立ちであったことが明らかです。