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神の愛と知恵 331

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331 身体を維持するための役立ち
 これは、人間の食物、衣服、住むこと、元気回復や享楽、保護、状態の維持に関係します。
 身体の食物のために創造された役立ちは、食べ物と飲み物である植物界のすべてのものです。例えば、果実、ブドウ、種、野菜や草です——なおまた食べられ動物界のすべてのもの、例えば、牛、子牛、鹿、子ヤギ、ヤギ、子羊、またこれらからの乳、なおまた多くの種類の鳥や魚です。
 身体に着ることのために創造された役立ちも、これらの二つの界からの多くのものです——住むことのための、元気回復、享楽、保護、また状態の維持のための役立ちも同様です。それらはよく知られているので、列挙するまでもありません、それらを列挙するだけでページを満たすでしょう。
 確かに、人間の役立ちとならない多くのものが存在します。けれども、余分なものは役立ちを妨げないし、役立ちをやり遂げるようにしています。
 役立ちの濫用もまた存在しますが、濫用によって、真理が虚偽化されても真理は取り除かれないように、ただそれを行なう者もとだけを除いて、役立ちは取り除かれません。