神の摂理 300
300 天界の中にいるすべての者は、善の情愛とそこからの真理の思考以外の何ものでもありません。地獄の中にいるすべての者は、悪の欲望とそこからの虚偽の妄想以外の何ものでもありません。それら両方の場所に、地獄の中の悪の欲望と虚偽の妄想が、天界の中の善の情愛と真理の思考に完全に対立するように秩序づけられています。それゆえ、地獄は天界の下にあり、それに正反対に対立しています。そのように正反対に、二人の人間のように自分自身と反対側に位置して、または対蹠地の住民のように、このように反転し、足の裏を合わせ〔互いに〕踏みつけて立っています。
さらにまた時々、地獄はこのような位置の中に、すなわち、天界と比べてひっくり返しに見られます――その理由は、地獄の中にいる者は悪の欲望を頭にし、善の情愛を足にします、しかし、天界の中にいる者は善の情愛を頭にし、悪の欲望を足の裏にするからです。ここから、相互に対立しています。
天界の中に善の情愛とここからの真理の思考があり、地獄の中に悪の欲望と虚偽の妄想がある、と言われますが、〔そのことは〕霊と天使たちがこのような者であることが意味されます。なぜなら、それぞれの者が自分の情愛または自分の欲望であるからです。天界の天使は自分の情愛であり、地獄の霊は自分の欲望です。