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神の摂理 336

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336 けれども、神的な摂理が手段の中で働き、手段によって人間を形作り、彼を完全にするための方法は、数と多様性でもまた無限であり、人間の救いのために、神的な愛からの神的な働きと同じ数だけ多くあります。前に述べられている神的な摂理の法則にしたがってその働きのように多くあります。
それらの方法が最も隠されたもの(アルカナ)であることは、前に身体の中の霊魂の働きによって説明されています、それらについて人間が知っていることはわずかであり、ほとんど何も知らないようなものです。例えば、目・耳・鼻・舌・皮膚はどのように感じるのか、そして、どのように胃が消化し、腸間膜が乳糜をつくり、肝臓が血をつくり、膵臓と脾臓が清め、腎臓がよごれた血液から不潔なものを分離し、心臓がそれらを集め、また分配し、肺がそれらを浄化するのか、またどのように脳が血を純化し、新たに活気づけるのかです。ほかに無数の他のものがあり、それらのすべてのものはアルカナ(秘密)であり、それらの中に知識はほとんど入り込むことができません。
これらから、神的な摂理の働きのアルカナの中には、なおさら入り込むことができないことが明らかです。その法則が知られることで十分です。