カテゴリー

天界と地獄 13

12◀︎目次▶︎14

3 天界での主の神性は、主への愛と隣人に対する仁愛である

13   天界では主から発出する神性は神的真理と呼ばれ、その理由は次のものです。
この神的真理は、主により、その方の神的愛から天界の中へ流入します。
神的愛とそこからの神的真理は、世の太陽の火とそこからの光にたとえられ、愛は太陽の火のようなもの、そこからの真理は太陽からの光のようなものです――対応からも、火は愛を、光はそこから発出する真理を意味します(*1)
ここから、主の神的愛から発出する神的真理がどのようなものか明らかにすることができ、それは本質的には神的真理に結合した神的愛です。結合しているので、光と結合した世の太陽の熱が、春と夏の時に地のすべてのものを繁殖させるように、天界のすべてのものを生かします。熱が光と結合しない他の時は、そのように光が冷たい時は、すべてのものは無活動であり、消えたように横たわります。熱にたとえられる神的善は、天使のもとの愛の善です。そして光にたとえられる神的真理は、それを通して、そこから愛の善がやって来るものです。


*1 みことばの中で「火」は、〔善と悪〕両方の意味の愛を意味する(934, 4906, 5215)。
聖なる「火」と天界の「火」は、神的愛を、またその愛に属すすべての情愛を意味する(934, 6314, 6832)。
「天界の光」は神的真理であるので、そこからの「光」は、愛の善から発出する真理を意味する(3195, 3485, 3636, 3643, 3993, 4302, 4413, 4415, 9548, 9684)。