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天界と地獄 39

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39  最後に、三つの天界の天使について、あるアルカナ(秘義)を記すことが許されています。段階について理解しなかったので、以前にはだれの心の中にも入ってきたことのないものです――すなわち、それぞれの天使、そしてまたそれぞれの人間のもとに、最内部のまたは最高の段階、または最内部のものとある種の最高のものがあり、その中に主の神性が最初にまたは最も近く流入して、そこから、そのもとに継続する秩序の段階にしたがって他の内的なものを配列することです。この最内部のものまたは最高のものは、天使や人間へ入る〝主の入り口〟、そして彼らのもとのまさに〝主の住居〟そのもの、と呼ばれることができます。
この最内部のものまたは最高のものによって、人間は人間であり、獣から区別されます、なぜなら、獣にはないからです。ここから、人間は、動物と異なって、心(mens)とアニムス(外的な心)に属す内的なものすべてに関して、主により、主ご自身へと上げられることが、その方を信じること、その方に愛を感じること、こうしてその方を見ること、また知性と知恵を受け入れること、また理性から話すことができます。永遠に生きることもまたここからです。
けれども、主によりその最内部に何が配列され、備えられるかは、天使の思考を超えており、その知恵を上回っているので、天使のだれかの知覚の中へ、はっきりと流入することはありません。