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天界と地獄 48

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48  さらにまたここから、知恵ですぐれている天使は、他の者がどのような者であるかを顔から見分けます。だれもそこでは、顔つきで、内的なものを隠し、偽ることはできず、狡猾さや偽善で、装い、欺くことはまったくできません。
何度か〔天使の〕社会の中へ偽善者が入り込んだことがありました。その者は自分の内的なものを隠し、外的なものをその社会の中にいる者の善の形に見えるように作り上げることを、このように光の天使を偽り装うことを教え込まれていました。しかし、この者が長い間そこにとどまることはできません、というのは、内なる痛みが始まり、苦しんで、顔は鉛色になり、あたかもいのちを奪われるかのようになります――このように変えられるのは、対立するいのちが流入し、働きかけるからです。それゆえ、自分と似た者のいる地獄へ自分自身を急いで投げ落とし、もはやあえて上ることをしません。
これらの者が、招待されて食事の席についている者の間で、婚礼の衣装を着ていないのを見つけられ、外の暗やみに投げ出された者によって意味されます(マタイ22:11以降)。