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天界と地獄 52

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52  それぞれの社会が小さい形の天界であることは、それぞれの社会の中に、全天界の中にあるような天界の形に似たものがあることからもまた明らかにすることができます――全天界の中で、他の者より秀でる者は真ん中にいます、秀でることの少ない者は、その減少する順に、周囲に、辺境にまでいます、これは前章で見られるとおりです(43)。そしてまた、このことから、主は全天界の中にいるすべての者をあたかもひとりの天使であるかのように導き、同様に、それぞれの社会の中の者も導かれます――ここから、時々、天使の社会全体が天使の形でひとりの者のように現われます、このこともまた主により私に見ることが与えられました。
主もまた天使たちの真ん中に現れるとき、多くの者に取り囲まれてではなく、天使の形をしておひとりで現われます――ここから、主はみことばの中で天使と言われています。そしてまた社会全体も天使と言われます。ミカエル、ガブリエル、ラファエルは天使の社会以外のものではなく、その任務からこのように名づけられています(*1)


*1  みことばの中で、主は天使と言われる(6280, 6831, 8192, 9303)。
天使の社会の全体が天使と言われる。ミカエルとラファエルは機能からそのように言われる天使の社会である(8192)。
天界の社会と天使たちに何も名前がない、しかし、善の性質から、またそれについての観念から見分けられる(1705, 1754)。