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天界と地獄 65

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65   全天界はひとりの人間を表わし、また最大の形と映像をした神的霊的(な)人間であるので、ここから天界は、人間のように四肢と部分に区別され、同じように名づけられています――さらにまた天使は、ある社会がどの四肢の中に、他の社会がどの四肢の中にあるか知っていて、「その社会は頭の部位または領域の中にあります。その社会は胸の部位または領域の中に、それは腰の部位または領域の中にあります、等々」と言っています。
全般的に、最高または第三の天界は頭から首までを形作り、中間または第二の天界は胸から腰とひざまでを形作り――最外部または第一の天界は足から足の裏までを、また腕から指までを形作ります。なぜなら、腕と手は、身体の脇にあるにしても、人間の最外部であるからです。
ここから再び、なぜ三つの天界があるか、明らかです。