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天界と地獄 94

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94  全天界はひとりの人間を表わすこと、人間の映像をしていること、それゆえ、〝最大の人〟と呼ばれることを示しました。また、天界を成り立たせている天使の社会は、人間の四肢・器官・内蔵のように配列されていることも示しました。ある社会が頭の中に、ある社会が胸、腕の中に、こうして社会がそれらの個々の部分の中にあることです(前の59-72番参照)。
そこで、何らかの四肢の中にある天界の社会は、同じく人間の四肢に対応します。例えば、頭の中にある天界の社会は、人間の頭に対応します。胸の中にあるものは人間の胸に対応し、腕の中にあるものは人間の腕に対応します。残りのものの中にあるものも同様です——その対応から人間は存続します。なぜなら、人間は天界以外の別の源泉からは存続しないからです。