カテゴリー

天界と地獄131

130◀︎目次▶︎132

131  天界の光は神的真理なので、それゆえまた、その光は神的知恵と神的知性です。ここから、天界の光の中に高揚されることによって、知性と知恵の中に高揚され、明るくされることと同じことが意味されます。それで、天使の光は、彼らの知性と知恵にしたがってまったく同じ段階にあります。
天界の光は神的知恵なので、それゆえ、すべてのものはどんなものであるか天界の光の中で知られ、それぞれの内的なものがどんなものであるか、そこでは顔の中にはっきり見え、最小のものも隠れていません。
さらにまた、内的な天使は、善以外に欲しないので、自分たちのすべてのものがはっきり見えることを愛しています――善を欲しない低い天界の者は異なっていて、彼らは天界の光の中で見られることを非常に恐れます――驚くべきことですが、地獄の中にいる者は、彼らの間では人間のように見られ、天界の光の中では、恐ろしい顔と恐ろしい身体の怪物のように、完全に自分の悪の形をして見られます(*7)
人間もまた自分の霊に関して、天使に眺められるとき、同様に見られます。もし善良であるなら、その善にしたがって美しい人間として見られ、もし邪悪であるなら、怪物として、その悪にしたがって醜く見られます。
ここから、すべてのものは天界の光の中で現わされることが明らかです。天界の光は神的真理であるので、現わされるのです。


*7 地獄の中で自分自身の光の中にいる者は、その光は石炭の火からのような光であるが、自分自身が人間のように見える。しかし、天界の光の中では怪物のように見える(4531, 4533, 4674, 5057, 5058, 6605, 6626)。